勉強のコツ
- 坂口弘行
- 2021年4月13日
- 読了時間: 2分
「数学が苦手なのですが、どうしたらできるようになりますか」
入塾したばかりの生徒からよく聞かれます。
「きちんと考えて、きちんと計算をすること」
たいてい、このように答えます。それを聞いて、ほとんどの生徒は
釈然としない表情になります。
数学を苦手とする生徒には、共通点があります。
① 結論を急ごうとする
② 少ない計算量で解こうとする
①のタイプの生徒はよく「この問題の解き方がわかりません」といいます。
難問を解くには、手に負える範囲まで問題を細かくときほぐして、一つ一つ
丁寧に解決していく作業がとても大切です。苦手な生徒ほどそのプロセスをふまずに
一気に頂上を目指そうとします。自ら問題の難易度をあげています。
②のタイプは、問題を速く解くために、無駄な計算をしないように、
極力少ない数式で答えを出そうとします。必然的に暗算が増え、ミスが増えます。
頭の中でいろいろなことを処理をするので、これもまた難易度があがります。
数学が苦手という生徒ほど、難しく問題に接しているものです。
むやみやたらと解法を暗記せず、目の前の問題でできることをする。
計算を省略しないで、ノートにいっぱい書く。どんどん問題は簡単になります。
数学はそんなに難しい科目ではありません。大切なことは
「きちんと考えて、きちんと計算をすること」です。
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