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  • 執筆者の写真坂口弘行

苦言

今年1月に、飯田市の高校では全国模試が行われました。

結果を見て唖然、高校2年生、高校全体の平均点が全国の平均点を

はるかに下回っていました。本当に開いた口が塞がりませんでした。


進学校としての立ち位置そのものが危ぶまれるこの結果、

部外者であることは百も承知の上、あえて「苦言」を呈します。


先月、高校では定期テストが行われましたが、こんなことを耳にしました。

「試験直前、問題集の答えを上から順番通りに暗唱している生徒があちらこちらにいる」

問題集から設問も数字も変えずに出題するため、これで点数がとれてしまうとのことです。


わからないけれど解ける、点数を取れる、こんなことには何の意味もありません。

こんなのは時間の無駄です。こんなものはカンニング行為に等しいです。

日頃よりコツコツと問題集をこなしている人より、解答を丸暗記している人のほうが

点数が高くなる、だから仕方なく覚える、塾の生徒がこんなことを言っていました。


勉強をしなくても点数が取れるようなテストをつくるほうもつくるほうですが

それをいいことにまるで勉強しない生徒もいかがなものか。

近年、大学入試では暗記よりも思考重視のテストが増えています。

暗記か思考か、こんなものはそれ以前の問題です。次元が低すぎます。

地域のトップ校としてのプライドはないのか、疑問に思います。







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